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日本株見通し:リバウンド想定も25日線に上値抑えられるか

日経平均は昨日の大幅下落の反動から、リバウンドが想定される。しかし、2日の米国株は、予想外の増加となった2月ADP雇用報告が好感されたが、中東の政情不安により上値の重い展開だった。日本株市場についても、同様の相場展開になりそうだ。

 

ADP雇用報告により、週末の雇用統計に対する期待感から、下値の堅さが意識される。また、注目されていたアップルの新製品「iPad Too」発表において、ジョブズCEOが出席し、市場はこれを好感。タブレッド、電子書籍などのテーマ物色が期待されよう。

 

一方、原油先物相場は1バレル102ドルを上回る水準まで上昇している。混迷の度が深まるばかりの中東情勢によって、沈静化を見極めるまでは積極的に上値は追えない状況である。原油価格の一段の上昇が、先進国経済の失速懸念につながりかねないだろう。

 

とはいえ、海外勢による日本株買いに対する思惑が根強い中では、様子見というよりもきっかけ待ちのスタンスが続きそうだ。昨日は先物市場での大口売りをきっかけに一段安となったが、サイバーエージェント<4751>が終日強含みで推移。仕手系色の強い低位材料株など、質の面で問題があろうが、個人投資家の物色意欲の表れとして評価できよう。

 

日経平均では10500円辺りでの底固めから、25日線が位置する10600円処では上値を抑えられる展開を想定。ただ、昨日は先物の影響(クレディスイスによる大幅売り越し)だったため、大口売りなどが継続しなければリバウンド
の勢いが強まる可能性はある。

 

なお、2日のNY市場でダウ平均は8.78ドル高の12066.80、ナスダックは10.66ポイント高の2748.07。シカゴ日経225先物清算値は、大証比20円高の10510円。ADRの日本株はドコモ<9437>、ホンダ<7267>、ソニー<6758>、京セラ<6971>、三井物<8031>など、対東証比較(1ドル81.88円換算)で全般堅調だった。

本日の新興市場は、中東情勢への警戒感が燻るなか神経質な展開となり そうだ。ただし、主力のネット関連株に対する関心は高く、利益確定売り に押される局面では、引き続き、押し目買いの動きが期待されよう。また、 本日はマザーズ市場へ駅探<3646>が新規上場となる。人気の根強いマザーズ 上場のモバイルコンテンツ案件、アプリ関連としての位置付け、公開規模の 小ささなどを考慮すると初値は人気化することが予想され、関心が一段と 新興市場へと向かう可能性もありそうだ。為替相場でドル高円安になると株式市場の出来高も伸びそうだが、FXの売買代金のほうが増加するであろう